担当授業・実習
1年次:
・「薬学入門」では、新入生の皆さんに新しい学びへの案内と新生活へのエールを送ります。
「薬学入門」は薬学の全体像を大づかみして、これからの勉強に備えるための授業です。皆さんと同じ年代のころ、私はこれから取り組むであろう学問や新しい生活に大きな憧れを抱いていました。分担の講義では、私から皆さんへ大学での新しい学びへの案内と新しい生活へのエールを送ります。
2年次:
・「免疫学1」では、様々な「外敵」や「がん」から体をまもる免疫系の働きについて学びます。
免疫系は原始的な防御システムとしての自然免疫系と自己以外の異物(非自己)を認識する獲得免疫系からなりたちます。免疫応答は「自己・非自己の識別」「抗原特異性」「免疫寛容」「免疫記憶」など他の生体応答には見られない特徴をもっています。この授業では、免疫系による異物認識とその排除機構を組織・細胞・分子レベルで学び、生体防御機構としての免疫系の働きについて理解を深めます。
・「生物薬学実習」では、生化学・分子生物学・免疫学に関する基本的な操作を学びます。
タンパク質の精製や酵素の反応速度論的な解析などの生化学的な実験を通じて、生体反応がどのように進行するかを学びます。またDNAの制限酵素消化や大腸菌の形質転換などを通じて分子生物学的な実験の基礎を学びます。さらに抗体やリンパ球の働きに関する免疫学的な実験から、免疫応答をになう分子や細胞の働きについての理解を深めます。
4年次:
・「ゲノム科学と医薬品開発1」では、遺伝子工学やゲノム科学の医薬品開発への応用展開を学びます。
生体内で重要な役割をはたす酵素やサイトカインおよび抗体などの機能蛋白質が遺伝子工学的に産生され、医薬品として用いられています。またヒトゲノム解析の進展に伴い、癌や糖尿病などの発症に関わる疾患関連遺伝子が特定され、その薬物療法への応用が図られています。この授業では、遺伝子工学やゲノム科学の医薬品開発への応用に関する基礎知識やその安全性・倫理的な取り決めについて学びます。
・「ゲノム科学と医薬品開発2(選択)」では、一歩進んだゲノム科学やゲノム情報科学について学びます。
網羅的かつ系統的な解析手法に特徴づけられるゲノム科学の進展は、生命現象の包括的な把握に迫ろうとしています。またトランスクリプトーム解析やプロテオーム解析は、大量の情報を扱うゲノム情報科学とともに進展しています。本授業では、ゲノム科学を支える解析技術や疾患に関連するゲノム情報の観点から、ゲノム科学の潮流とその成果の医薬品開発への応用の現状について学びます。
5年次:
・「研究実習」では、「免疫」「炎症」「幹細胞」をキーワードに研究の基礎を学びます。
いよいよ研究室に配属となり、研究の基礎を学びます。4年生までに学んだ事柄を基礎にして、いよいよ研究の現場に参加します。新しい発見に立ち会う知的な興奮や新しい物を作り出す喜びとともに、研究の厳しさの一端を味わうことができれば成功です。研究や調査の成果は学内の発表ばかりでなく、学会報告や論文発表としても発信することをめざします。
*平成20年度から、長期密着ゼミナール「寺子屋」免疫生物学 を開講しています
他学部での授業(分担)
看護学部・リハビリテーション学部(3年次)
・「薬学概論」では、「薬を知る、からだを知る」のテーマを分担します。
看護学部(3年次)
・「がん看護援助論」では、「ヒトの免疫とがん治療への応用」について分担します。