担当授業・実習
1年次:
・「生物薬学実習」で「実習11:タンパク質の定量と酵素活性の測定」を分担しています。
この実習では、紫外吸収法とビシンコニン酸法を取り上げ、タンパク質の化学的な性質に基づいた定量法の原理とその実際を学びます。また唾液アミラーゼの酵素活性をデンプン分解反応として測定し、タンパク質の取り扱いの基礎を学びます。少し手順が複雑ですが、一つ一つの操作の意味を考えながらタンパク質の働きについて理解を深めています。
2年次(予定):
・「免疫学1」では、様々な「外敵」や「がん」から体をまもる免疫系の働きについて学びます。
免疫系は原始的な防御システムとしての自然免疫系と自己以外の異物(非自己)を認識する獲得免疫系からなりたちます。免疫応答は「自己・非自己の識別」「抗原特異性」「免疫寛容」「免疫記憶」など他の生体応答には見られない特徴をもっています。この授業では、免疫系による異物認識とその排除機構を組織・細胞・分子レベルで学び、生体防御機構としての免疫系の働きについて理解を深めます。
*平成20年度から、細胞生物学・免疫学・がんを中心とした勉強会(自主ゼミ)を計画しています。詳細は追って連絡、いっしょに勉強しよう。
・「生物薬学実習」では、生化学・分子生物学・免疫学に関する基本的な操作を学びます。
タンパク質の精製や酵素の反応速度論的な解析などの生化学的な実験を通じて、生体反応がどのように進行するかを学びます。またDNAの制限酵素消化や大腸菌の形質転換などを通じて分子生物学的な実験の基礎を学びます。さらに抗体やリンパ球の働きに関する免疫学的な実験から、免疫応答をになう分子や細胞の働きについての理解を深めます。
4年次(予定):
・「ゲノム科学と医薬品開発」では、遺伝子工学やゲノム科学の医薬品開発への応用展開を学びます。
生体内で重要な役割をはたす酵素やサイトカインおよび抗体などの機能蛋白質が遺伝子工学的に産生され、医薬品として用いられています。またヒトゲノム解析の進展に伴い、癌や糖尿病などの発症に関わる疾患関連遺伝子が特定され、その薬物療法への応用が図られています。この授業では、遺伝子工学やゲノム科学の医薬品開発への応用に関する基礎知識やその安全性・倫理的な取り決めについて学びます。