数千、数万種類という膨大な化合物群の中から、ある一つの化合物だけを認識し、しかもその化合物を分子レベルで計測する。これは、現在世界的に取り組まれているチャレンジングな研究テーマの一つです。
このテーマに私たちも取り組み、高い分子認識能をキーワードとして次の三つのプロジェクトを立ち上げています。
(1)蛍光プローブの設計開発
(2)人工抗体の設計開発
(3)表面高次機能化酵母(大腸菌)の設計開発
蛍光プローブは、ある分子を認識すると、その分子の存在を光(蛍光)としてディスプレイできます。人工抗体とは、生体が持っている抗体のように、あるタンパク質を認識できるタンパク質です。分子認識能の高い蛍光プローブと人工抗体を開発すれば、次のような成果が得られます。
(T)生命現象の解明や臨床診断に有効なイメージング技術の開発
(U)新しい薬の開発に必要なスクリーニング技術の開発
(V)生理活性化合物の機能評価に実用的なアッセイ技術の開発 |