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UD の7原則を次に示します.

(1)どんなヒトでも公平に使える
(2)使う上で自由度が高い
(3)使い方が簡単で,すぐに分かる
(4)必要な情報がすぐに分かる
(5)うっかりミスが危険につながらない
(6)身体への物理的負担が低い
(7)使う上で適切な大きさで空間的自由度がある

 私たちは,これらの原則を踏まえ医療における新しい UD を提唱するため,兵庫医療大学・薬学部の新1年生20名弱とともに本研究会を立ち上げました。

 これまでも医療関係で幾つかのUD が提唱されています。例えば,薬局内や薬袋に使用される絵文字(ピクトグラム),ボイスメッセージ薬袋などがあります。これらの UD は耳や目の不自由な方々にとって非常に役立っています。しかし,薬を飲んだり,貼ったり,点眼したりする作業自体に役立つ UD はほとんど無いようです。そこで私たちの研究会のゴールとして『ヒトと薬が接する瞬間を優しく安全にサポートする UD の提唱』を設定しました。このゴールを目指して学生達と一緒に活動していきます。

 私たちは薬学部の学生の教育に役立つと考え,UD 研究会を立ち上げました。しかし,本研究会により薬学部だからこそ発案できる UD を提唱したいと考えています。そして,ベンチャー企業を立ち上げ,ポートアイランドから学生達と一緒に新しい医療 UD を世界に向けて発信し,全てのヒトが薬を簡単に,且つ,安全に使用できる社会作りに貢献したいと考えています。

私たちが持っている技術を次に示します.

(1)過酸化水素の蛍光イメージング技術
(2)スーパーオキサイドの蛍光イメージング技術
(3)チオールの高感度な計測技術
(4)セレノールの高感度な計測技術
(5)酵母を用いたタンパク質の大量発現技術
(6)酵母表面へのタンパク質の導入技術

 これらの技術を用いて現在,以下の研究テーマに取り組んでいます.

(T)活性酸素種 (ROS) の近赤外 (NIR) 蛍光イメージング技術
(U)活性酸素種 (ROS) の可逆的蛍光イメージング技術
(V)グルタミン酸の蛍光イメージング技術
(W)飲食料品の抗酸化機能評価技術
(X)人工抗体の作製と人工抗体ライブラリーの提示
(Y)表面高次機能化酵母の作製

 本研究会は,これらの研究テーマを題材として,兵庫医療大学・薬学部の新1年生の教育を目的として開設しました。しかし,単に知識や技術を修得する場を提供することだけが教育ではありません。

 本研究会では,新しいモノを作る喜びをしっかり学生達に分かってもらうことを最大の目的にしています。従って,社会から評価が得られる新しい技術を学生達と一緒に苦しみ,考え,生み出して行きたいと考えています。そして,開発した新しい技術を発信するためにベンチャー企業を立ち上げ,神戸市の尽力により日本の中心的医療産業都市として発展しつつある,ここポートアイランドから実用的な計測技術を世界に向けて発信し,医療の発展に貢献して行きたいと考えています。

  本研究会の研究テーマに興味をお持ち頂いた企業がございましたら,御一報いただければ幸いです。共同研究として新しい技術を開発させていただきたいと考えています。兵庫医療大学・薬学部の新1年生だけがメンバーの研究会ですが,ご支援の程よろしくお願いします。

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