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医薬品分子モデリング勉強会:トップページ(三次元化学構造観察)

はじめに

 ICT技術の発展・浸透に伴い、分子モデリング(構造最適化)や三次元モデル生成が比較的低コストで可能な世の中になりつつあります。
 平面的な化学構造式からでは、基本的な原子や分子(化合物)の大きさや原子間距離、三次元的な占有度合いが想像できないこともあります。
 そんな時の一助になるように。。

 また、医薬品に限ったことではないですが、化合物の構造式からはそれらの類似性が判断でき、医薬品の安定性、溶解性、薬理作用などについても推測することができます。
 脱法ハーブなどは、それを逆手に取った悪い例の典型です。規制薬品と類似構造を有する有象無象の化合物を乱発し、規制の網を掻い潜るというもの。。
 薬学を学ぶにあたり、医薬品の化学構造、特に三次元構造を見つめ、静電ポテンシャル分布やイオン化ポテンシャル分布などの分子表面情報を目にすることは、作用部位の理解や医薬品開発に重要な役割を果たしてくれるでしょう。
 こうした化学構造や性質に関する学修は、医学部や看護学部にはない薬学部に特化したものですので、採り上げて行きたいと思います。

 長期密着ゼミナール(課外学習)や大学院演習では、医薬品などの分子モデリングを体験して貰うことがある訳ですが、それらも整理・計算し直し公開していきます。


 



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その他

 


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